どーもうっかりママのブラッキーです。
発達障害はできない子なのか?
「療育相談に行く。」と私の母に伝えると、「それは本当に必要なの?」と母に言われました。確かに、障害という言葉の響きが嫌な感じですよね。
私は、保育園・小学校で息子が自由に楽に暮らすためには、先生側のサポートがこれから必要になると思っています。そのために診断名が必要で、療育センターで相談・受診することに決めました。
ただ、私の母には、どうやら診断を受けることに関し抵抗感があるようです。療育相談に行き、わざわざ発達障害の診断を受けるなんて、息子が「ダメな子である」と証明するかのように感じることもあるようです。
障害だからダメ、出来ない人という認識は誤解だと思っています。発達障害は発達が不十分な障害ではなくて、発達の具合が凸凹な状態であることをいいます。中には突出して才能がある場合もあるし、全然出来ないこともあります。
息子のスゴイところ
息子は文字、漢字に興味があります。日常生活で見かけた言葉について「あれ、なに?なんてよむの?」と大人に質問します。私が答えると、読み方と言葉の意味を説明すると覚えるので、私から積極的に教えなくても息子の質問に答えるだけで彼の知識は増えます。
また、地図にも興味があるようです。先日は、全国の天気予報をテレビで見ていた時に「フクオカはカンサイ(福岡県は関西地方か)?」と息子は私に質問しました。息子は路線図や地図を見るのが好きで主要な駅名や地名を記憶しています。その時は、テレビの天気予報で『福岡』という文字を見て、それはどこのことかが気になったようです。結局、朝から日本地図をメモ用紙に描いて説明しました。
息子の苦手なこと
ただし、好きではないことに関しては、集中力が続かないことがあります。折り紙もそんなに好きではないから、目線があちこち向いてしまって集中できずうまく折れません。
また、箸を持つのが苦手で、右手で箸をもつと今度は左手が止まってしまい、両手でうまく食べることができなくなります。協調運動は苦手のようです。
その他にもいろいろ苦手なことはあります。それでも、着替えもトイレもできるし、保育園ではリトミックや工作などもやっているし、他の子に比べすごい出来ないようには見えません。4歳であれば、みんなが出来ない、苦手なことも多いからです。
無駄に完璧症な息子はできない自分を見せたくなくて困っているようです。息子は頑張るのに疲れてしまい、保育園に行きたくないと言うこともあります。
要らない苦労をしないための環境づくり
発達障害そのものは悪ではありません。けれど、みんなと同じであることを求められる環境において、それは「変わってる人、できない、だめな人」とまるで悪のように評価されることもあります。私自信が発達障害(ADHD不注意)の傾向が強いため、学校では周囲と合わせるのが難しいと感じることも多かったです。
先日、息子の療育相談の紹介状を書くために、小児科の先生と話しました。『私がADHDだろうと心療内科で言われている』と話すと、小児科の先生は「お母さん、今まで要らない苦労してきたでしょう?」と言いました。
『要らない苦労』…なんて言われると、私の人生での苦労は無駄だったようにも聞こえますが、先生の言いたいことはそうではありませんでした。
生きるのに、楽しくもない苦労なんてやらなくてもいい。きっとそういうこと。
要らない苦労をするぐらいなら、もっと活躍できること、楽しいこと、好きなことにエネルギーを使っていきたい。息子はすごいできる子だと思っています。息子の可能性を伸ばしたいからこそ、彼に合った環境で過ごしてほしいと考えます。
私自身は息子の特性を理解していますが、私一人が保育園・学校・社会に「息子はこういう子なんです!」と主張しても、ママのひとりごとで流されてしまいます。療育相談で発達障害の診断を受けることは、社会において息子の特性を理解してもらい、彼の過ごしやすい環境をつくるための一つの方法だと思っています。
発達障害の診断は、生きていく上で必ずしも必要でありませんが、社会生活の中で公的支援を受けるためには必要になります。公的支援を受けるためには、公的機関や病院に相談し診断を受けることをおすすめします。
※息子には療育センターで発達障害の診断を受けさせるけれど、私のほうADHDだろうと未確定のままでもいいと思っているのはまた今度書きますね。