うっかりが日常の私
先日のこと。日曜の夜に保育園で使用する靴を洗ってなかったことに気が付いたうっかりママのブラッキーです。
うっかりは、日常茶飯事。大人になってADHDであることを受け入れるようになってから、失敗をできるだけ減らすように気を付けています。
ADHDの私がミスを減らすためにしていること
私は、視覚優位、不注意優勢のADHDです。うっかりミスが減るように実行していることを紹介します。
- 先送り癖はスケジュールやタスクを書き出して目えるようにする。
- 忘れ物、紛失前提で予備のものを用意しておく
- 電話や口頭での約束は避け、できるだけメールでやりとりする。
- 行動したら確認して、失敗を早めに発見する。早急にリカバリーする。
私は日常的にうっかりやらかしてしまうので、ミスの修正も慣れています。
先日のうっかり、保育園の靴を洗ってなかったときは、近くのコインランドリーで靴洗濯機で洗濯・乾燥させました。無事、翌朝息子に靴を持たせて登園できました。
コインランドリーのマンマチャオさん、いつもありがとう~うっかりママの味方です。
ASDの人は失敗すると
ADHDの私の場合「失敗する前提」で生きているので、失敗してもすぐ修正しようと行動を変えられることが多いです。
自閉症スペクトラム(ASD)の人はそうではないそうで、失敗後の修正が難しいことが多いです。失敗したときにどうしていいかわからなくなって混乱してしまうからです。
自閉症スペクトラムの人は、こだわりが強いという特性があります。指示されたことや、自分で考えていることはできるけれど、それ以外の出来事が起きたときには対応ができないことがあります。
ASDの特性の問題点
こだわりが強い
自閉症スペクトラムの人(ASD)の中には、強いこだわりがあるからこそ完成度の高い仕事をされる人も多くいます。アーティストや職人という仕事ならその特性が生かされる場面も多いでしょう。
けれど、一般社会においては、完成度よりも早さや臨機応変さを求められることもあります。自閉症スペクトラムの人は特性ゆえにそれが難しく、問題が起きても一人で混乱し対応ができません。
定型発達の人は「ひとりで問題を抱え込まず、誰かに頼るか相談すればいいのに」と考えるでしょう。けれど、自閉症スペクトラムの場合はこの発想に至るのが難しいわけで、それが自閉症スペクトラムの特性ともいえます。
ASDは問題を抱え込みやすい
自閉症スペクトラムの人は問題を抱え込みがちです。先日もそういうことを目にしました。
夏のある日、自閉症スペクトラムの知人の住む町で停電がありました。停電の情報をたまたま知った私が知人に連絡をすると、案の定どうしていいかわからずとどうしよう」と思いながら数十分間自宅にいたそうです。
私が「町の一部での停電だから、ちょっと移動すれば停電がない。クーラーのきいた近くのお店に避難したほうがいい。」と話したところ、知人は近くのスーパーに行きました。
もし私が連絡をとらなかったら、知人はそのままパニックを起こして動けず、部屋にこもり熱中症になっていたかもしれません。
動けない黙るASD
パニックというと暴れるのをイメージするかもしれませんが、自閉症スペクトラムの人のパニックは、黙ったりじっと動けないことも多いです。何も動けず固まっていると他人はなかなか気が付いてくれず、事態が深刻になりがちです。
暴れるASD
黙り動けなくなるだけでなく、暴れることもあります。自閉症スペクトラムの息子はパニックになると、暴れることがあります。いわゆる癇癪です。
こだわりが強いために思考を切り替えることがうまくできずに、叫び泣き続けます。叫ぶだけでなく、息子は体でぶつかってきたり、叩いたり蹴ってきます。そうなると、私が何を言っても聞こえないようで、ますますひどくなります。
定型発達の場合、暴れる前に自分の感情をうまく表現して周囲と交渉ができます。自閉症スペクトラムの場合は思い通りにならなかったことに対してのショックが強く、気持ち・感情をうまく表現できずに暴れてしまうこともあります。
ADHD とASD の違い
個人により発達障害の特性は変わりますが、
- ADHDは、不注意、衝動的で、
- ASDはこだわりがつよい、突発の出来事が苦手
と大まかに傾向があります。発達障害をよく知らない人にはまずその特性を理解してもらえればと嬉しいです。