どーもうっかりママのブラッキーです。先日、息子を眼科の定期通院に連れて行きました。息子は強度の遠視です。今は眼鏡を使用しています。
異変に気が付いたきっかけ
私の母がテレビを観ている息子を見て「この子、横目で見ていない?」と言いました。
私は「たまたまだよ。」と返事したのですが、その後も度々テレビを横目で見ることがありました。
息子はテレビにかなり近付いて見ることがあり、「離れてね。○まじろうも『テレビははなれてみてね』と言ってたよ。」と息子に注意することがありました。
「テレビから離れて!」と息子に繰り返し注意しているうちに、「あれ?まさか息子の目が悪い?」と思うようになりました。
近所の眼科に
とりあえず近所の眼科に連れていきました。視力検査は初めてなので、検査の機械の前に座らせるだけでも一苦労。
なんとか検査が終わり、お医者さんに言われたことは
- 検査が難しく(息子が暴れたから)、正確な測定はできていないが、遠視でしょう。
- 視力はやや弱い。
- 点眼薬で治療して、様子を見ましょう。
念のために眼科にかかったら、問題あると言われて驚きました。
二週間ほど点眼薬をして、再び眼科に行きました。
再診で言われたことは
- 子供の検査はこの病院では難しい
- 視力があまり変化がなく点眼薬の効果があまり見られない
- 神経に問題があれば手術することもある
- 紹介状を出すので小児専門の眼科へかかってください
- ただ小児眼科やっているところは少ないから、早く予約したほうがよい
帰宅し夫に話しました。夫は「目が悪いとは思えない」と言って、驚いているようでした。私も当初は念のために診察を受けさせたので、夫の言い分は理解できました。
小児専門の眼科へ
紹介された病院に予約をし、小児眼科へ行きました。たまたま夫が休みだったので、夫も一緒に来てくれました。
病院につき、まず問診票を記入し、点眼薬をしました。点眼薬は正確に測定するために用いるそうです。
小児専門なので院内の至るところにぬいぐるみ、キャラグッズがあります。けれど、息子はキャラものに興味がなくて、看護士さんやお医者さんがぬいぐるみを持って「アンパンマンだよーこっち見てー!」「うーたんだよー!こっち見てー!」と何度も言いますが、息子は「…いや!」と拒否し、私は困りました。
何とか検査を終えて、結果が出ました。お医者さんの話では
- 強度の遠視
- 視力は0.6
- 神経に問題はないので、手術はしなくてよい
- 斜視があり、ぼーっとするとたまに目が離れる
- 診断書を書くので眼鏡をかけましょう
強度の遠視なんて言われるなんて思ってもいなくて、夫も私も驚きました。ただ、医師が息子の場合は神経に問題がないので視力が回復しやすいのでひと安心しました。またそのとき息子の年齢は4歳で、割りと早く気がついたので治療効果が望めるそうです。
眼鏡を作ろう
眼鏡を作りに行きました。最近は眼鏡が安価に手に入るようになりましたが、小児の治療用眼鏡は特殊なため高価です。
フレームとレンズを合計して5万数千円しました。
子供ってすぐ物を壊すのに、5万円って高いー!ひえー!と内心ビビりました。
家計にも大打撃ですが、乳児医療症と健康保険が適用され、あとでお金が還付されるので実際の支払いは約1万円でした。
ただし健康保険が使えるのは数年に1度だけなので、もし壊れて買い替えるときは自腹になることもあります。
息子には「その眼鏡はプラレール20編成分だからね!壊したら、おもちゃ買えないよ」と伝えました。
眼鏡をかける
眼鏡が出来上がるまでの二週間ほどの間に100均の眼鏡(子供用のサングラス)で眼鏡の使い方を練習しました。夫が眼鏡をかけているので、眼鏡をかけることについて息子は抵抗ないようでした。
息子の通う保育園の先生に事情を説明しました。幸い、息子の保育園では別クラスに眼鏡をかけている子がいたので、説明が簡単でした。
完成した眼鏡を受け取りに行きました。出来上がった眼鏡のレンズはビン底のように分厚くなりました。遠視の度合いが強いからです。
息子は目が大きくてパッチリ二重でまつ毛がバシバシに生えてますが、このビン底眼鏡をかけると、目がさらに大きく見えます。ケント・デリカットw
休日に眼鏡をかけて練習しました。
お医者さんには「眼鏡をかけていれば、テレビも好きに見てていい」と言われました。息子にもテレビやスマホを見るときは必ず眼鏡をかけるように説明しました。
「嫌がるかな…」と心配しましたが、眼鏡することに息子はすぐ慣れました。
なぜなら眼鏡をかけたほう見やすく楽だから。YouTubeにハマっている息子にとっては眼鏡はなくてはならないものになりました。
ちなみに、私が試しに息子の眼鏡を使ってみたら、度がきつくて頭がぐらぐらしました。そんな眼鏡が息子にはちょうど良いそうです。
数日間眼鏡をかける練習を自宅でして、眼鏡をかけて保育園に行きました。
最初の数日間は園児に「どうしてめがねなの?」と聞かれることもあったようですが、からかわれることもなく特に問題はありませんでした。保育園の先生も数日で眼鏡の扱いに慣れるようになりました。
保育園でのルールは
- 体育や園庭で遊ぶとき、昼寝の時間は外す
- 眼鏡を外したら先生がケースにいれて保管する
- 登園するときにケースにいれて眼鏡を先生に渡すか、眼鏡をかけて登園する。
今のところ、保育園で眼鏡についてトラブルはありません。
眼鏡の効果
眼鏡をかけて2ヶ月ほどで再診に行きました。検査の結果は矯正視力が1.0でした。左右差もあまりなく、眼鏡以外の治療はしなくてすみました。
横目で物を見ると片方の目に頼るので左右の視力に差が出ます。息子には、テレビを見るときは真正面から見させました。眼鏡をかけるほうが、フレームがあるので自然に真正面から見るようになりました。
眼鏡をかけてよく見えるようになったので、息子は、見にくいときを認識できるようになりました。息子が見え具合を気にするようになり、「まぶしい」「見にくい」「疲れた」と口にするようになりました。
テレビやスマホを長時間見ることは疲れることだと息子本人も理解するようになってきたので、休憩をするように促しやすくなりました。
眼鏡はかわいそう?
眼鏡をかけて外出していると、物珍しさで声をかける人がいます(眼鏡をかけなくても声かけられやすいのですがね)。
「こんなに小さいのに眼鏡をかけるなんてかわいそう」と言われたことがあります。
「いや、逆だから!」と反論したかったけれど、説明が面倒でしないです。
遠視の場合、低年齢で治療するほうが視力回復しやすいです。幼稚園で年中の学年のときに視力検査があるのは、早期発見のためです。
また、知らない人に「最近の若い子はケータイやゲームばっかりで目が悪くなるんだ。」と言われたことがあります。
息子の場合は、遺伝の要因が強いようです。私は遠視ですし、また父方のいとこ、その子どもたちにも遠視の人がいます。
昔は医療が不十分で、子供に眼の問題が見つかることが少なかったのだと思います。
息子は眼鏡をかけることで順調に視力が良くなっています。早期発見と早期治療が大切です。