数か月間、探偵のアルバイトをしていました。今回はADHDの私が探偵をやってみたときの話をします。
探偵見習いをしていました
以前、縁があり調査会社で探偵のアルバイトしていました。
けれど、雇用契約書にサインするとき、時給が低めなのが気になりました。
私はこれまでいくつかアルバイトしたことがありますが、それよりも低い。今回は異業種未経験だから、こんなもんなのかなと自分を納得させました。
元々私はサスペンスドラマが大好きで探偵をやってみたかった。お金よりもただの好奇心で探偵の道に足を踏み入れました。
ガッツリ探偵やりました
実際の探偵のお仕事は便利屋・何でも屋のように仕事内容はいろいろありますが、私が働いた会社では浮気・不倫調査がメインの会社。
そのため、デートしているところを車や徒歩で尾行したり、密会でホテルに入るところを撮影したり…時にはあーんなところやこーんな現場を目撃してしまうこともありました(自主規制)。
こういうのを見ても抵抗はありませんが、人は不倫なんてどうしてそんな面倒臭いリスキーなことをするのかと思いながら、尾行張り込みしていました。
探偵に必要なスキル・適性など
探偵をするにあたり必要なのは運転免許。車での尾行が多いからです。また、地図を読むのが得意な人のほうがよいですね。
深夜や長時間での仕事も多いので、体力があるほうがよいでしょう。
調査員は男性のほうが多いようですが、女性でないと調査が難しいところもあります。探偵をやるのに性別は関係ないようです。
探偵という仕事は少人数のチームか、個人プレーです。私はADHDですが、そこそこ探偵に向いていたと思います。
ただし、私の場合は、動きがぎこちないところがあって挙動不審に思われるのが弱点でした。あと、顔が濃いのも難点でした。
仕事と家庭の両立の難しさ
調査の仕事は早朝から深夜、翌日に終了することもありました。
当時、子どもは4歳。私が仕事の間、子供は保育園に預けたり、夜は夫か実家に子どもを預かってもらいました。仕事を理解してくれ、サポートしてくれて本当にありがたかったです。
一般の人が探偵の仕事に理解をするのは難しいこと。探偵業を子もちがやるのは難しいですね。独身者のほうが働きやすいでしょうね。
なんで辞めたの?社長よりもエライ人がいた
調査自体は好きでしたが、職場には苦手な人がいました。事務所で働く事務の女性の方でした。
口調がきつく態度がいつも悪い。社長に対してもため口で横柄な態度をとっていました。その事務員がひどい態度でも、社長は何も言いません。むしろ事務員のご機嫌をとるばかりでした。
あるとき、急に呼び出されて事務員の女性に叱責されました。社長も一緒でしたが、ほとんど事務員が一方的に言っていました。
「やる気あるの?」
「こんなのぜんぜんなってないんだけどー!」
事務員が一方的に私に怒鳴る間、社長は座っているだけ。助けてくれない。
私が調査でうまくできなかったのはわかるのですが、現場を知らない事務員に叱責されるのは納得いきませんでした。また、待遇や研修が不十分なのに、完璧を求められても困りました。
調査員同士とは仲良くできましたが、事務員とは相性が悪かったようです。精神的に滅入ってしまいました。
後日、同僚の調査員から聞いてわかったことですが、この事務員はここの会社の顧客だったそうです。つまり、浮気調査の依頼者だったわけです。
事務員なのに調査のことにやたら口出しすると思っていたら、どうしても依頼者目線になってしまうようです。こんなキツイ性格だから男に浮気されるんだよと思ったのはここだけの話。
お客さんだったから社長も事務員に対し、あまり強く言えないようでした。つまり、この会社は、社長よりもひとりの事務員のほうがエライわけ。
私は、社長も調査員も好きだけれど、どうしても事務員の女性の人が苦手。でも、実質、この人が一番エライ。つらい。
正直言って、私は女性との付き合いが苦手です。「発達障害だから空気を読めない」と言い訳したくはありませんが、女性ってどう扱っていいかわからない!ホント難しい!
どうしても事務員の方の言動に耐え切れなくなり、社長に「事務員の態度がキツイ」と相談しました。
けれど、事務員について私が意見するほど、社長は事務員を擁護して、まともに相談ができませんでした。さらに、事務員が社長に対して横柄な態度でも、社長は問題と思っていないようでした。
社長は事務員の女性に味方するばかり。
「社長と事務員、もしかしてふたりはデキてるの?」「この会社の事務所こそ調査したらいいのでは?」とも思いましたが、これ以上社長とやりとりするのも、事務員と社長の関係を追及するもの面倒になり、私は辞めました。
探偵をしてみて
探偵業はスリルがありとても面白かったです。ただ、私がやるのは難しかったです。今はお家で働きたいと思ってます。ブログがんばろう。