学校のエアコン設置問題から考える公務員の本音

03 仕事

参加者ゼロ…

どーも元公務員のブラッキーです。

先日、某子連れOKの会を開いたんですがら参加者ゼロだったわけですね。さびしいなー。

でもね、よく考えたら、この猛暑で子連れでの外出は控えてるんですよね。
私に魅力がないからだと否定したくなるけれど、悪いのはこの天気のせいだと信じよう。

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暑いとイライラするよね?

今年の夏は暑すぎますね。不要不急な外出は控えたくなります。

役所と窓口で働いていたころは、カウンター周辺は空調をきかせ、できるだけ涼しくしていました。暑いとクレーマーが増えるから。

窓口では、理不尽なこと、無茶なことを言われることも多い。特に暑い日はそういうのが多いと感じました。
暑いのは仕方ないことだとわかっていても人間はイライラするもんなんでしょうね。

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カウンター周辺のエアコンがきいて涼しいときは「いいよー待ってるからー。焦らなくていいよ。」と返事をしてくれる方がちらほらいます。
涼しいと長居したくなるのか、のんびり待ってくれる人が増えイライラしにくいのでしょうね。

苦情は大切な意見だと承知していても、クレーマーが多すぎれば自分の神経をすり減らします。事実、窓口業務で体壊す人は多いです。
先輩には「窓口やっていると、胃潰瘍に気をつけろよ」と言われたっけ。

学校のエアコン設置問題

みんなが集まる場所は快適に保つことが、少しでもお互いの衝突を減らすことになりす。そうわかっていても、役所は”予算”を越えて、エアコン空調を購入し、使用を増やすのは難しいです。それも年度途中に予算は上げにくい。

ここ最近、学校の教室、体育館などにエアコンが未設置であるところが多いことが問題になっています。こんなに暑ければ、即エアコンを今すぐに手配し設置してほしいところですが、そういうわけにはいきません。

公立学校にも予算があるからです。入札もあるし、決裁手続きもあるし…あーなかなか難しい。

役所の動きが遅いワケ

「そんなまどろっこしいことしないで、とっととやれ」と言いたくなるのは当然です。

けれど、もし、その面倒なことをやらないでいたら、予算、つまり税金を無駄に使われたり、私利私欲のために使うものも出てきます。

行政は法的根拠のないことはしてはいけないし、また法にのっとり手続きをしなければいけません。
市民から情報開示請求があれば行政は開示しなければいけません。開示された情報で行政が法的根拠なしに勝手にやっていたなんて知られたら大変なことになりますね。「なんで勝手にこんなことやってるんだー!」と市民が激おこです。

だから、手続きがあるのも、市民のためです。

それでも「早く動け!」と思うなら

手続きがあるのはわかっても、学校にエアコンつけるのには急務ですし、役所にぐだぐだ言ってないで動いてほしいですよね。

行政に迅速な対応を求めるには、ただ早くしてくれと言うだけではだめです。市民からの要請、嘆願書よりも法的根拠のほうが重要なのですから。

だから、私たち市民は、行政が動けるように法を変えるように働きかけるのが大切です。
法をつくる、立法は議会です。

議会に対して市民ができる行動はまずは投票。「どうせ意味ないから。」「入れるとこないから」なんて投票しないと、ますます状況は変わりません。

議員に陳情することも手段ですね。あ、賄賂はだめですよ。

公務員の本音はね

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公務員として働いているときは、市民から「役人はいいよなー言われたことだけやってればいいし」「早くやってくれよ!」「ホント役所はつかえねーな。」などと言われることも多々ありました(ストレスで肌荒れがひどかったです涙)。

でもね、やりたくてもルールの通りやらなければならないからできないし、誰か一人を優遇するわけにもいかないんですね。
クレームを言われながらま、役人も、公務だから仕方なく仕事することもあります。私も「この手続き要らない。ムダじゃない?」と心の中で思いながらも、その手続き業務を担当していました。

まとめ

公務員、役所、行政という存在に対して怒りや嫌悪を抱いている人が世の中にはたくさんいます。でもね、公務員の対応の悪さは、一概に公務員、役所に原因があるわけではないんですね。

だから、役所でイライラしたり傷ついたら、暴言吐くのではなくて話し合いましょう。それから原因が社会システムにあるならば、どうやって問題を解決するか考えましょう。

と私は思います。ま、私も役所でイライラすることもあるんですがw