うっかりママのblackyです。
数ヵ月前、心療内科で適応障害と診断されたときに、ADHDだろうと医者に言われました。いわゆる大人の発達障害ですね。
うっかりポンコツなblackyですが、私立中高一貫校に通っていました。御三家までいかないけれど、偏差値が高めな学校でした。
発達障害(ADHD、ASD)が世間に広く認知されるようになった今では、発達障害を持つ子だからこそ、その子にあった環境で学んでほしいと考え、中学受験を選ぶ親の方もいます。
受験生の夏休み 宿題多過ぎ
もうそろそろ夏休みですが、中学受験生は、塾の夏期講習に備え膨大な量の宿題に取り組んでいるかもしれません。私も小学生の頃は夏休みも毎日塾に通い、塾の宿題こなすのに必死でした。
というか、塾の宿題はこなせていなかったような気がします…だってADHDですからね。やりたくないこと先延ばししますからね。塾の場合、宿題やらなくても最終的には試験で成績を出せばOKなんですよね。学校の宿題はそれではだめですけれど。
量は考えよう
ADHDをもつ場合、宿題をこなすのは非常に困難です。「やらなければならないことをやる」ということを身につけるために、宿題をこなすのはよいと思います。嫌なことからも逃げない姿勢は大切です。
けれど、宿題が重荷になり勉強が嫌になって勉強に取り組めないなら、宿題量を減らす必要はあるでしょうし、勉強の進め方を見直ししたほうがよいと思います。
ADHDって地道な作業が苦手
特に、ADHDの場合、繰り返し同じような作業をしていることが苦痛です。漢字をただ何回も書く、ずっと四則計算をするなど、コツコツ何度も繰り返す作業は飽きてしまいます。
私も、受験勉強を始めた当初は、基礎問題をこなすことが続き、飽きて嫌になりました。実際の中学入試の問題の多くは、第一問に基礎問題(漢字の書き・読み、計算問題など)が多く、塾の先生は、第一問でつまずかないために基礎問題の対策にまず力をいれます。
基礎を身に付けてこそ応用ができるということは私もわかります。ただ、ADHDの場合、基礎問題を繰り返し演習していても、集中力が途切れ上の空になってしまうし、ミスに気づかず間違ったことを覚えてしまうこともあります。地道に基礎問題に取り組ませるより、効率よく済ませることを重視したほうがよいです。
飽きっぽい私の場合
飽きっぽい私は、漢字を覚えるのに、書き取り練習はほとんどしませんでした。漢字テストで間違えたときだけ書きました。あとは漢字を見て覚えました。
また、計算問題は毎日は取り組みませんでした。それより文章題・図形を解きました。
理科や社会も、用語を書いて覚えることはあまりせず、問題を解いて覚えるようにしました。
四則計算はずっと苦手ですし、うっかりミスは多いですが、応用問題は解けたので合格できました。
長文読解のテクニック
うっかりポンコツなblackyですが、国語の読解力には自信があります。長文を読むと最初のほうの話を忘れてしまいがちですが(ワーキングメモリ不足のため)、塾で習った方法で長文を最後まで読めるようになりました。
まず、文章を読みながら、接続語に自分で印をつけます。
- 順接の接続語(また、そして)には四角形で囲む。
- 逆接の接続語(けれど、しかし、が)には、逆三角形で囲み、その後の文章に傍線を引く。逆接の後は、重要な主張だから。
また、類義語・同じような意味の文を見つけたら、それらを線で結びます
- 例えば 「課題ーー問題」
反対語・反対の意味の文を見つけたら、矢印でわかりやすくする。
- 例えば 「客観←→主観」
他にもテクニックはありますが、文章に自分で印をつけながら論理的に読みこむことで、一読しただけで文章の意味を把握することができます。受験対策の塾でも重要と思われる箇所には「傍線引いて」と指導するのですが、どこが大切な箇所かわからない子供が多いです。長文読解のために線をひくべき箇所をパターンで覚えるほうが効率的です。
「ADHDだから、勉強できない」なんて諦めず、特性に合った勉強をしてほしいと思っています。